CVCが目指すべきは、投資で儲けることでしょうか、新規事業を立ち上げることでしょうか。
多くの場合、CVCの主目的は「投資で儲けること」ではないようです。
VC(Venture Capital)はスタートアップ投資で儲けることを目的とする投資事業者であり、投資で儲けることがその存在理由なわけですが、CVC(Corporate Venture Capital)の多くは、一部の例外を除き、VCのように投資で儲ければ目的達成とはされていないようです。例外としては、商社系CVCの中にはVCと同等の取り組みをしているところもあり、似たようなことを目指す他業界のCVCさんもいらっしゃるようです。
一方、CVCの主目的を「新規事業の立ち上げ」だとするケースは多いようです。
CVCはCorporateとVCという2つの言葉が合わさったものと考えると、皆様、その意味をしっかりとらえられていらっしゃるようです。しかし、CVCが新規事業部門からは独立した存在となっていることも多く、新規事業立ち上げ機能を十分に持たないCVCが、具体的にどのような役割を負うべきかあいまいになってしまうことも少なくないようで、例えば、CVCがスタートアップ企業の情報を事業部門や新規事業部門に「共有」しても、その情報を受けた事業部門や新規事業部門の興味を引くことがなければ、そのお話はそこでおしまい、そうしたことをひたすら繰り返すだけで大した成果が出ないまま時間だけが過ぎていく、といったことになっていないでしょうか。CVCを投資部門だと位置付けると、新規事業については他力本願になってしまうところがどうしてもあるのですが、それをどう考えたらいいでしょうか。
上記の拡張ですが、CVCは「新規事業の立ち上げ」そのものではなく、「新規事業の種まき」ですと位置付ける例もあるようです。この場合、種まきとは具体的に何かが論点になりそうです。投資で種まきして芽が出るか様子を見る(文字どおりの種まき)といったことでしょうか。こうした考え方もありだとは思いますが、芽が出ない場合があることも含めて、どのような成果を目指すかをあらかじめ考えておいた方がいいかも知れませんね。
このように、CVCが何を目指すかは十社十色。正解というものはなく、各社の位置づけと今後の戦略によって大きく変わってくるものです。CVCとして何を目指すべきか、弊社ビズファクトリーはそんな皆様の考え方の整理をお手伝いします。


