飛び地への投資

飛び地への投資をどのように考えたらいいでしょうか。CVC関係者の方からよく聞かれる質問で、会社によっていろいろな考え方があり判断がわかれるところです。「飛び地」は、既存の事業や取組中のテーマとは関連しないものという意味で使っていますが、こうした既存事業とは関連しない領域に取り組むべきかどうか、という問題です。

状況が許すなら、筆者としてはあまりこれをお勧めしません。皆様もご存知のとおり、CVCは現業と関連性がありそうな領域の方が社内関係者の理解や協力を得やすいので、まずはそうした領域での活動を優先すべきだと考えます。しかし、「現業近くは成熟市場で新規参入の余地が限られる」といった場合もあるでしょう。そうしたケースなどでは、飛び地を否定してばかりはいられなくなります。

飛び地に投資する場合には、少なくとも下記については明らかにしておくべきでしょう。

  • 飛び地をどのように評価するか
  • 飛び地での新規事業をめざすか
  • 誰がやるか(投資実務、事業開発、等)
  • 財務リターンの扱い

上記のいずれも簡単なことではなく、それぞれについて補足説明したいことは多々あるのですが、この場では概要のみにとどめます。飛び地の攻略は、その一手をどう考えるかも大事ですが、投資した後の手をどうしていくかの方がより重要な課題だと考えます。財務的価値の扱いも含めて、そのCVCの投資戦略をどう立てるか、このあたりがCVC運営において大変重要なポイントになるでしょう。

弊社ビズファクトリーでは、そうしたCVC投資戦略の策定をお手伝いします。